ひじきの生態

学名 【Hizikia fusifoeme】
  学術的分類では、褐藻植物、円胞子綱、ひばまた目、ほんだわら科、ひじき属、ひじき・根は繊維状根。高さ0.2〜1b。葉は下部に見られ、扁円で多肉、縁辺に鋸歯をもつが早落性。中部の小枝は葉とも考えられ、円柱状で中実、又は気胞とも考えられ、中空、紡錘状又は棍棒状となる。潮間帯下部の著しい群落の1つである。(兜ロ育社原色日本海藻図鑑より抜粋)
ひじきは、下図の様に満潮水位と干潮水位との間、潮間帯に棲息しています。

8月〜9月にかけて新芽が出て成長し、3月から5月の大潮の干潮時に刈り取られます。
ひじきは成長が進み有性生殖を行う時期になると、葉に当たる部分が中空となり、気胞になります。浮き袋を付けたような状態となります。
(直立し太陽光線や空気を少しでもたくさん取り込もうとするのでしょう)
このような状態になったひじきは過熟で、表皮ばかり堅く、中身が中空ですので、身詰まりが悪いものです。